和歌山県を訪れたら、まず行っておきたいのが「熊野三山」
"伊勢へ七度、熊野へ三度"とうたわれ、伊勢に並んで平安時代から信仰されてきた聖地です!
ここでは熊野三山の魅力と、宿からのモデルコースをご紹介します。
目次
熊野三山とは?
熊野三山の見どころ
モデルコース
おまけ:熊野四山?
熊野三山とは?
熊野三山とは、以下の3つの神社を指します。
熊野本宮大社(田辺市)
熊野那智大社(那智勝浦町)
熊野速玉大社(新宮市)
これら熊野三山の信仰は平安時代から始まり、時の権力者が幾度となく訪れていました。
この三社に参るための道が「熊野古道」。古道を歩き、三社を参ることで"生きながらに生まれ変わることができる"、まさに「よみがえりの地」として発展しました。
室町時代以降は庶民にも広がり、誰もが人生で一度は訪れたいと思う場所となっていきました。
2007年には熊野古道、熊野三山を含む一帯が「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。
また、熊野古道はスペインのサンティアゴ巡礼道とも交流があり、海外の方からも親しまれています。
山々に囲まれた辺境の地にある熊野三山は、現代でも樹木が鬱蒼と生い茂り、神秘的な場所です。
都会の喧騒を忘れて大自然に触れ、神社で心を穏やかにしてみると、普段とは違った気づきや癒しが感じられるかもしれませんね。
熊野三山の見どころ
では熊野三山各地の見どころをご紹介します!
1.熊野本宮大社
熊野古道のスタート地点であり、ゴール地点でもある熊野本宮大社。
熊野川をご神体とする神社です。
158段の石段を登った先に、古風な雰囲気漂う社殿があります。
5体の神様が祀られているので、ぜひ全てにお参りしましょう。
参拝の順番は境内に案内板があるのでチェックをお忘れなく!
熊野の象徴、八咫烏(ヤタガラス)が描かれたお守りなども要チェックです!
本宮から5分ほど歩くと、日本一大きい鳥居がある「大斎原(おおゆのはら)」があります。
元々は本宮大社はこの場所にありました。
明治22年に大洪水で多くの社殿が流失したため現在の地に再建されました。
大鳥居の高さは34m、11階建てのビル相当。
この大きさの鳥居が一体何の素材で建てられているか?ぜひ現地で確認してみてください!
2.熊野速玉大社
朱色の社殿が特徴的な熊野速玉大社。
岩をご神体とする神社です。
境内にある樹齢千年の「ナギの大樹」からは自然の壮大な時の流れを感じられそうです。
1,000点を超える国指定文化財を所蔵した熊野神宝館もおすすめです。(修繕工事のため休館中)
摂社である神倉神社も必須スポットです!
ご神体である「ゴトビキ岩」を拝むことができます。
巨大な岩を目の当たりすると、まるで宇宙人が置いていったのではと思ってしまうほどです。
3.熊野那智大社
那智山に佇む熊野那智大社。
473段の石段を登った先に社殿があります。
境内には樹齢850年の樟の木があり、空洞化した幹の中をくぐる胎内くぐりができます。
護摩木または絵馬を持ってくぐると願いが叶うかもしれません。
そして那智大社のご神体である「那智大滝」は迫力満点!
入場料が必要ですが、水しぶきがかかるくらい間近で見上げることができます。
また高台から三重塔と並べて撮る写真もインスタ映え間違いなしです!
ベストショットを撮ってみてください。
モデルコース
熊野三山の見どころを知ったところで、これらをどのようにめぐるか、モデルコースをご紹介します。
まずめぐる順番、おすすめは正式な参拝順でもある以下の順番です。
熊野本宮大社
熊野速玉大社
熊野那智大社
熊野本宮大社は宿から一番近い場所となるので、当宿をご宿泊のお客様にもぴったりです!
この順番でめぐることをベースに、交通手段別の過ごし方をご提案します。
※バスの発着時間は変更になる場合がございます。事前にご確認ください。
お車でめぐるコース【最短1日】
公共交通機関でめぐるコース【最短1日】
熊野古道を歩きたい方
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